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Monday, August 1, 2011

初デモ

アラバマでこの春HB56と呼ばれる移民法が可決され、論議を呼んでいる。去年アリゾナで可決された移民法より更に厳しいもので、単に「移民」ではなく、ヒスパニック系(スペイン語を母国語で話す中南米・カリブ出身)を標的にした、人種差別要素が強い、というのが主な理由。私ももちろん肌の色的には差別を受ける側に回る。予定通り9月に施行されると、不法在留外国人を雇用するのはもちろんのこと(これは当たり前だと思うが)、車に乗せたり、家に泊めたりすることまで罪になる。ということは、車の故障等のため道端で困った人をみても、その人が外国人に見えれば助けない、ということもありえる。警察官等は違法行為をしなくても、「外国人」に見えればいつでもその人を止めて質問することができる。その「外国人」にはヨーロッパ系白人は含まれない(わかりにくいから)、ということから、人種差別だ、ということ。ドイツのヒットラーと同じように、悪景気だと「よそ者いじめ」が始まる。アメリカ人の友人知人も反対者が多く、積極的に反対活動をしている人もいて、今回は私も生まれて初めてデモというものに参加してきました。一緒に参加した友人達8名はイラク戦争他何回も経験済み。モントゴメリーのダウンタウンの噴水から、州議事堂までの短い道のりだけど、今読んでいる南部市民権運動の本のイメージも頭に浮かび、少し勇気をもらいました。正面が州議事堂、その右手に見える茶色の教会が、マーティン・ルーサー・キング牧師がアトランタに移る前勤めていた教会。この道は彼が先導した、セルマからの市民権運動マーチの最終地点でもありました。テメスゲンと話し合い、「我が家の代表」という形で私が出たけど、きちんと主催者(アラバマの移民関連NGO)がデモ許可証を取り、セキュリティー、目次のプリントまで手配してあったので、キング牧師の謳う平和的なデモでした。警察官がたくさんいたので何もしらない私は「逮捕されたらどうしよう」という考えも頭をよぎったけど、聞いたら「デモ許可証を取ってあるので、警官達は交通整理、デモ者を守る義務がある」とのこと。これは自由の国、アメリカだなーと、反対に関心してしまいました。自分が政治的だとは全然思わないけど、こんな誰の役にもたたない法案(不法移民を国外退去まで放置しておく留置所の請求だけでも毎月何十億ドルだとか)が施行されるのを黙って見てられない。イラク戦争が始まった時は、オンラインの請願書にサインしただけなので、今回はきちんと意思表示したいな、と思う。

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