3週間続く嘔吐が主訴で来た13歳の避妊済み雌のミニチュア・シュワウザー。2週間半前に他の病院で見てもらったけどよくならないので、友人達に薦められてうちの病院に来たということでした。
診察では、少し痩せていること、肝臓が少し肥大していること、中程度の心雑音がある以外、特に異常はなかったので、内分泌系、肝臓ほか、内臓のチェックをするために血液検査を実施。血液検査で異常が認められたのは肝臓・腎臓のあたり。ということで、レントゲン、そして腹部超音波に進む。
腹部超音波の部屋を覗いてみると、放射線科医の先生の視線がいつもより真剣。あれ、とスクリーンを見ると、肝臓がやられてる。そして胃も粘液層などがなくなっていて、周辺リンパ節にも転移してる。癌だ。
うちは放射線科の先生をはじめ、内科医が化学療法もできるし、外科も専門医がいるので、大体の処置は問題なくできるのだが、3つの臓器に転移しているので、治療をしたとしても予後はかなり悪い。飼い主と相談して、残りわずかに残った日々、生活の質を高めるための痛み止め、吐き気止めを使い、時期がきたら安楽死する、という結論にたどり着いた。
割と元気に病院に来た患者さんを、治療不可能な病気のためどーっと暗い思いで見送るとき、あるいは元気で来た患者さんが麻酔・手術等で亡くなって去っていくとき、どうにも例えようのない悲しみに包まれる。獣医業界も、たくさんの医学的進歩があり、社会的評価も上昇してるけど、Compassion Fatigueや、Burnout Syndromeで仕事をやめる人も多い(平均卒後10年といわれる)。これは先進国で働く獣医ならどの国も同じだと思う。特に欧米では臨床での安楽死も多いので、それに関連してか、自殺者の中に占める獣医の率も年々増えているとのこと(他に高率なのは医師、弁護士、そして最近は歯科医)。
大事なのはバランス。書くのは簡単なんだけど、実際は毎日の仕事に追われてバランスを保つのは、想像以上に難しいと思う。私も日本で最初に働いた動物病院では平均週70-80時間働いて、週1回の休みもセミナーにいったりして、結局休みになってなくて、顔から笑顔が消えた。ある日、マクドナルドに仕事帰り寄って、食べもしないのにハンバーガーを5つほどお持ち帰りしたの見て、妹が「お姉ちゃんがおかしい」みたいなことを言ったのを覚えている。大人として日本でマクドナルドに行ったのはこの日が初めてだったと思う。その週、辞表を提出。結局ドイツから戻って半年ほどで、フルタイムの獣医を辞め、その後、週日は朝ジムに行き、午後と夜は英会話学校で英語を教え、週末だけのパート獣医に切り替えて、渡米までいい感じでバランスを保てたけど、フルタイムだったら難しかったと思う。それに、もし経済的に支えなければいけない家族がいる、あるいは学校から戻ってくる子供達の面倒を見る、ということなら、その選択肢もなかった。
今月の雑誌OPRAHのテーマは、自分のTrue Calling(天命)が何か、ということ。仕事をするために生きるのか、生きるために仕事をするのか、分からなくなってる人たちも多いんじゃないかな、自分も含めて。そしてもちろん、実際に口座にお金が入らなくても家事、育児、家族の世話等も大切な役割。自分がもってる能力を最大限に活かせる道を、みんなが模索しなくてもそれぞれ知っていたら、そしてそれを公正に評価してくる社会なら楽なんだけどね。
Monday, November 8, 2010
Homecoming ホームカミング
Homecoming became one of the seasonal events after having moved to Alabama. Homecoming weekend is set for the 1st weekend for both Tuskegee University and Auburn University; however,since we live in Auburn and football traffic is a complete craze in the South, we usually joins a homecoming tailgate event hosted by Agriculture Department of Auburn University. The event is called Ag Round Up: Taste of Alabama, which marked 30th anniversary this year.
Adults pay $5 for entrance and children 6 and under are free. It has a lots of local exhibitors, including Alabamian food industries giving samples (yum!),inflatables, and it even had a milking cow, goat and sheep this year! It is a great way to learn about the state we live in and appreciate all what it can offer. And oh my, they had the best fried catfish!
November makes our official 4th anniversary moving into Alabama. Yes, it took quite a bit of adjustment in the beginning (a very long 1st year....), but I think it was one of the the wisest decisions we made. We look forward to more chapters to come...
11月最初の週末はタスキギーもオーバーン大学もホームカミング・ウィークエンドである。ホームカミングというのは、私も南部に来るまで馴染みがなかったのだが、ほとんどの場合、大学アメフトの試合に合わせてあって、大学のOBやファンが多く戻ってくる週末。なんでも、ホームカミングの始まりは1800年代後半、ミズーリ大学の野球試合だとか。
私達は今年もオーバーン大学農学部主催のテイスト・オブ・アラバマに行ってきた。アラバマ周辺の農産業、酪農、養蜂など、いろいろ学ぶことができる。料金は7歳以上5ドル。地元のソーセージやら、ピーカン、豚肉を使ったスープやコーンブレッド、食べ物のサンプルも豊富。
Corn Dog:屋台で食べたアメリカン・ドッグ、今でもあるのかな
Corsages made by foresty association バラのコサージュ:
Inflatables インフレータブル(空気で膨らませたもので、中でジャンプして遊ぶ):
and THE BEST FRIED CATFISH! I am not a big fan of catfish, but oh my... this catfish completely blew me away! とってもおいしかったナマズのフライ。
The secret.... lies in the spice, they said. Maybe we should all try it! この粉が隠し技だとか。
Upon leaving, we saw the Auburn University's stadium filled with orange and blue (AU's school color). ,
帰りがけに見たオーバーン大学のスタジアムは満員。アメフトの試合が始まる直前だったかな、写真をとったのは(遠いので目を凝らしてみて下さい)。今年はオーバーンが連勝しているので、地元も活気付いてます。中日が活躍している時の名古屋よりも、ファンの密度が濃いというか、ジムにいってもWar Eagle(オーバーン大学アメフトの合言葉)、食料品買いに行ってもWar Eagle, 獣医の緊急医療セミナーにいってもWar Eagle、どこもかしこもWar Eagle. アメフトファンではない私は、オーバーンに落ちる経済効果を期待してます(笑)。暗いニュースも多い世の中、こういう明るいニュースは大歓迎!
Friday, November 5, 2010
最後のがんばり
下は、この間収穫したサツマイモのつるから咲いた、サツマイモの花。
5月に植えたチェリートマトも、なぜか今年は息がながーいのです。なすは全然だめだったんだけどね。

ちなみに、大学生の頃に見た同名映画、今でも好きだなー。これもアラバマの話で、描かれてる女性達が逞しいこと!

優雅に映画を見ることも少なくなったけど、ようやく最近、週末に時間ができたので畑仕事も少し進み、今週末はCollard Greenを植え替える予定です。友達にもらったにんにくの種も植えようかな。
Cont. Halloween
Photos from Halloween Festival hosted by a nearby city, Opelika.
ハロウィンはいくつも近郊で無料のイベントがあったのだが、これもそのひとつ。隣町のオペライカが主催したスポーツ競技場でのハロウィン・イベント(チケットは別売り、1枚25セントだった)。
お友達と3人で汽車ぽっぽにのり:

フェイス・ペイント(顔に水性絵の具で絵を描いてもらう)をしてもらい:
綿菓子をねだるミーシャに、「ご飯食べてから」と諭していたら、やさしーーい綿菓子のおじさんが子供達3人にプレゼントしてくれた。
本番のハロウィンの日は、リヤが眠ってしまい、家にTrick-Or-Treatにやってくる子供達に笑顔でお菓子をあげていたミーシャ。来年はなんのコスチュームが着たい、というのかな。あ、その前に家に散らばっているコスチュームやら、帽子やらを片付けねば・・・そしてお菓子の山。
アメリカの砂糖漬け連続ホリデー2ヶ月の到来です。
ハロウィンはいくつも近郊で無料のイベントがあったのだが、これもそのひとつ。隣町のオペライカが主催したスポーツ競技場でのハロウィン・イベント(チケットは別売り、1枚25セントだった)。
お友達と3人で汽車ぽっぽにのり:
フェイス・ペイント(顔に水性絵の具で絵を描いてもらう)をしてもらい:
本番のハロウィンの日は、リヤが眠ってしまい、家にTrick-Or-Treatにやってくる子供達に笑顔でお菓子をあげていたミーシャ。来年はなんのコスチュームが着たい、というのかな。あ、その前に家に散らばっているコスチュームやら、帽子やらを片付けねば・・・そしてお菓子の山。
アメリカの砂糖漬け連続ホリデー2ヶ月の到来です。
Thursday, November 4, 2010
Jack-O-Lantern ジャック・オー・ランタン作り
前に書いたPampkin Patchでもらったおばけ・かぼちゃ、今回もパパ・テメスゲンと子供達が一緒にジャック・オー・ランタン(かぼちゃをくり抜いて、ろうそくをいれたもの)にしました。
今回は友達のジョンにもらった電動ドリルで彫ったので、ちょっと楽チン!
その後、子供達がナイフで中身、皮をくり抜き、
完成!(Left: by Papa Temesgen and Liya, Right: by Misha)左はテメスゲンとリヤの共同作、右はミーシャが電動ドリル以外、デザインからくり抜きまでほぼ全部担当。
暖炉の中で燃える燃える、ジャック・オー・ランタン。

ホラー映画のような去年のジャックもよかったけどね(ここをクリック)!来年はどんなのができるのかな。
今回は友達のジョンにもらった電動ドリルで彫ったので、ちょっと楽チン!
ホラー映画のような去年のジャックもよかったけどね(ここをクリック)!来年はどんなのができるのかな。
Monday, November 1, 2010
Shrimp Festival at Gulfshore メキシコ湾へ
We went down to the Gulf a few weekends ago with our friends. Beaches were beautiful, shrimps and oysters tasted great, and we cannot wait to go back again! Look for dolphines in the pic as well - those two pictures which look like nothing but ocean actually have dolphines in there :-)
テキサスから戻った次の週末、アラバマ州ガルフ湾岸の町で海老祭りが催されているというので、友人一家と1泊2日の小旅行に行ってきた。4月の石油流出後の現場状況、町の様子をチェックしたいな、と前から思っていたし、海老も食べたい頃だったのはタイミングはばっちり。ビーチは本当にきれいで、地元で取れた海老・オイスター等も美味!ツーリズムが低迷した今夏に反して、海老祭りは過去最高の人手ということだった。
失った動物・生物の数も上昇中だが、天文学的ケタの費用がかかっている石油流出事故、それを払ってもBP(オイル会社)はまだ黒字という記事が昨日の新聞に載っていた。こんなに利益のある仕事なら、コメ議員ならぬ、オイル議員がいるわけだね。
大学のため比較的経済が安定しているオーバーンに住んでいると、世の中の景気低迷等はあまり感じないが、全米でも低所得で知られているミシシッピ・ルイジアナ、アラバマのガルフ湾沿岸3州。石油流失で大打撃を受けたアラバマ南部に続き、タスキギーの近くにあった大きなギャンブル場(カジノ、ビンゴ、スロットに加え、ドッグレースもあった)も社長が賄賂疑惑で逮捕され、最近強制閉鎖され、この近辺の失業者数に火がついた。仕事はおかげさまで毎日忙しいし、小動物病院は毎年患者数が増えているが、付属の大動物病院は去年暮れからぐっと利益も患者数も落ちている。
オバマ氏が当選して早2年。引き続く景気の悪さにあせりも出て、彼に対する反発も強く、今週の選挙でも共和党議員が多く当選した。そしてアリゾナの移民法など、「アンチ・移民」の声もどんどん強くなっている。アメリカはどうなるのかな、これから。
みなさんもアメリカ南部に来た際は、ニューオーリンズからレンタカーでガルフ湾岸をドライブして、ビーチでのんびりし、それからオーバーンに寄って、アトランタから飛行機に乗る、というプランはどうでしょうか。南部も地味だけど、なかなかいいよー。
テキサスから戻った次の週末、アラバマ州ガルフ湾岸の町で海老祭りが催されているというので、友人一家と1泊2日の小旅行に行ってきた。4月の石油流出後の現場状況、町の様子をチェックしたいな、と前から思っていたし、海老も食べたい頃だったのはタイミングはばっちり。ビーチは本当にきれいで、地元で取れた海老・オイスター等も美味!ツーリズムが低迷した今夏に反して、海老祭りは過去最高の人手ということだった。
失った動物・生物の数も上昇中だが、天文学的ケタの費用がかかっている石油流出事故、それを払ってもBP(オイル会社)はまだ黒字という記事が昨日の新聞に載っていた。こんなに利益のある仕事なら、コメ議員ならぬ、オイル議員がいるわけだね。
大学のため比較的経済が安定しているオーバーンに住んでいると、世の中の景気低迷等はあまり感じないが、全米でも低所得で知られているミシシッピ・ルイジアナ、アラバマのガルフ湾沿岸3州。石油流失で大打撃を受けたアラバマ南部に続き、タスキギーの近くにあった大きなギャンブル場(カジノ、ビンゴ、スロットに加え、ドッグレースもあった)も社長が賄賂疑惑で逮捕され、最近強制閉鎖され、この近辺の失業者数に火がついた。仕事はおかげさまで毎日忙しいし、小動物病院は毎年患者数が増えているが、付属の大動物病院は去年暮れからぐっと利益も患者数も落ちている。
オバマ氏が当選して早2年。引き続く景気の悪さにあせりも出て、彼に対する反発も強く、今週の選挙でも共和党議員が多く当選した。そしてアリゾナの移民法など、「アンチ・移民」の声もどんどん強くなっている。アメリカはどうなるのかな、これから。
みなさんもアメリカ南部に来た際は、ニューオーリンズからレンタカーでガルフ湾岸をドライブして、ビーチでのんびりし、それからオーバーンに寄って、アトランタから飛行機に乗る、というプランはどうでしょうか。南部も地味だけど、なかなかいいよー。
秋のイベント:Pampkin Patch
まずイベント第一弾として、久々に(元)母乳育児サポートグループのメンバー達とパンプキン・パッチへ。忙しくてこの1-2ヶ月ほどみんなに会っていなかったので、楽しかったー。10月週末連続で働いた代休。
これは後日、テメスゲンパパのスーパー・ドリルで無事ジャック・オー・ランタンになりました。(写真後日)
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